2013/06/26

「玄侑 宗久さん」の「現代語訳 般若心経」を、読みました

私の母(94歳)は、家に居る時は、よく仏壇の前で般若心経を唱えていました。


現在は、ケアハウスに入っています。
ケアハウスの自室には、仏壇がありません。
その為か、最近は般若心経を唱えなくなっていました。

妹が、アメリカから母の見舞いに帰国し、久しぶりに、母を家に連れて帰ってくれました。
そして家では、また、妹と一緒に、仏壇の前で、般若心経を唱えているようです。

それがきっかけで、私は、般若心経のひとつひとつの文言が何を表しているのか、大変知りたく思いました。

そこで、以前買ってあった玄侑宗久さんの般若心経を、再度読み直してみました。

玄侑宗久さんは、私が尊敬する方です。
3.11東日本大震災以後も、福島のご自分の寺院に留まり、言行一致、ご自分の信念に基づいて色々な活動をしていらっしゃいます。


以前読んだ時には見過ごしていた、表紙カバーに記載されている「世界を言語によって認識し、概念を動員して理解する」という文を、再度読み直した今は、【人間は言葉(母語)で考え、言葉(母語)で理解し、言葉(母語)で理解した自分の世界観の中で生きる】るということを、短い文章の中で表現していらっしゃると、感じました。

哲学を、本格的に学んだ事はありません。自分勝手な解釈をしているかも、しれません。
機会があれば、一度玄侑宗久さんの直接の講義をうけてみたいと夢見ています。

塾の学習指導の現場で感じることは、「語彙が豊富で、言語の定義(概念)を、常に精査しながら使っている」人は、「考える力」「理解する力」も大きいという事実です。

あらためて、生徒さんの言語能力を高める指導を心がけねばと考えました。

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下記の画像をクリックすると、PDFファイルが開き、拡大してご覧いただけます。
※筑摩書房様、掲載の許諾を、有難うございました。


玄侑 宗久さんの公式サイト

是非、ご一読をお勧めします
ちくま新書さんのページへ

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